◇ナ・リーグ ドジャース5−1ブレーブス(2024年5月5日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、本拠ドジャースタジアムでのブレーブス戦に「2番・DH」で先発出場。今季初の1試合2本塁打を含む4打数4安打3打点と大暴れし、チームの勝利に貢献した。

 初回無死一塁の第1打席で相手先発左腕・フリードのカーブを捉え、9号の先制2ラン。ブレーブス・オズナに並んでリーグトップタイに立った。

 3回2死の第2打席で左前打を放つと、6回の第3打席は中前打で2試合連続となる3安打をマークした。

 7回にオズナが10号ソロを放ち、本塁打王争いで再び単独トップに。ただ、それから約30分後、8回の第4打席で大谷が10号ソロ。継投したばかりの相手2番手・ミンターの初球を完璧に捉え、今季最長飛距離となる464フィート(約141・4メートル)の特大アーチを突き刺した。

 4年連続となる2桁本塁打をマークした10号はオズナやトラウト(エンゼルス)、ヘンダーソン(オリオールズ)に並んで、両リーグ最多。今季初の1試合2発に加え、4安打で打率は・364まで急上昇した。

 チームは大谷の2ランで先制すると、6回にはT・ヘルナンデスも2ラン。投げては先発・パクストンが7回途中1失点と試合をつくり、ブレーブスをスイープした。

 試合後はインタビューに応じ、相手先発・フリードとは初めての対戦だったが「どういう感じでくるか正直分からなかったけど、まずは自分のスイングをしようと思いました」と振り返った。「ボール自体、振るべきボールを振れているのがいいことかなと思いますし、あの方向にしっかり距離が出るっていうのは状態が良い証拠かなと思います」とうなずいた。